Oracle認定Java資格 OCJ-P Gold SE7 移行試験を受けてきました

お久しぶりです

一人デスマというありふれた日常にかまけていたら、前回のポストから3ヶ月も間が空いてしまいました。本年もまったりペースで、不定期に書いていきますので、どうぞ宜しくお願い致します。


ところで、タイトルにもありますが OCJ-Pの最新版を受験してきましたので、受験のご報告です。

OCJ-Pとは

Javaをはじめたばかりの方とJavaを大昔にやっていた方は「なにそれ?」かもしれないので、一応...。


OCJ-P(Oracle Certified Java Programmer)とは、米Oracle社が提供しているJava技術者の認定試験です。Oracle社に買収される前は、Sun Microsystems社が実施していて、SCJ-Pなどと言われていました。


弁護士資格や医師免許と違って「これ持ってれば最強」的な資格では全然ないわけですが、割と真面目に勉強する必要があります*1。ということで、Javaに関する技術をひととおり保持している証明として、プロジェクトで人を集めたりする場合に一応参考にされたりします。


近年資格体系が再編されて、Bronze, Silver, Goldと、まぁ某データベース的な資格体系になりました。


個人的な感覚で申し訳ないのですが、Javaのバージョンアップに伴い、旧SCJ-Pから試験範囲が大きくなってしまい、その前半部分だけを問うのがSilverで後半部分が問われるのがGoldっぽいです(Silverを合格していないとGoldは受験できません)。

詳細は「Java SE7 認定資格」を参照してみてください。

OCJ-P Gold SE7 の移行試験

私の場合、10年前(もちろんSun時代)にProgrammerを取ってたので、移行試験を受けるだけでGold認定をもらえるとのこと。

この手の「最新版への資格移行のための受験」って、資格によっては結構ぬるかったりすることもあります*2

自分も一応まぁまだJava触ってますし、まがいなりにも入門書を書いてたりするので、そう苦労しないんじゃないかと気軽に申し込んでみたものの...。

 や、野郎...ガチで来やがったか...。


かなりの経験者でも一夜漬けはちょっと厳しい。自信がある人でも、せめて2日〜3日はしっかり夜に漬け込んでいただくことをオススメします。

私の場合はおかげさまで合格できましたが、正答率は正直もうちょっと欲しかったカナ?(汗 *3

受験の動機

メールを整理してたら「OCJ-P Goldの宣伝」を発見したから。

といえば至極単純なんですが、本当のところはもう少し深い理由があります。


まがいなりにも若手の人に技術を教えたり、本を書いたりということをしているため、情けないことに、
「ひょっとして、自分は賞味期限切れを起こしていないか?」という恐怖感によく襲われるんです。


現役エンジニアをしていた時代も、固定的なプロジェクトの中でいつも同じメンバーで仕事していて、気づいたら「太古の技術」をドヤ顔で使っていたりしたこともありました。技術動向に敏感な方であれば、多かれ少なかれ、そんな経験があると思います。


現在携わっている「技術を伝える仕事(講師や著者)」になると、この「賞味期限切れ」はさらにタチが悪いです。

  • 多少古い情報を教えても「学習」ということで、許されてしまうことがある
  • 「先生」という立場になってしまうため、周囲が指摘しにくい
  • 非効率な技術の使い方をする人を世の中に増やすという意味で社会的に罪深い

なので、雑誌やブログ等で動向を得るのとはまた違って、
少し腰を据えて新しいJavaを勉強して自分を安心させたかったんだと思います。


やっぱり「知ってることを教える人」になってしまったら、読者の方や受講者の方に申し訳ないです。
「学びながら、得たことを伝えて、次のことを学ぶ人」であり続けたいです。

*1:想像の斜め上を行く出題など、いろんな意味で鍛えられます

*2:金払って講習受けたら誰でも受かる的なやつですね、わかります

*3:いや、その。ほら、「最小限の努力で最大限の成果を得る」っていうアレですよ、つまり。